関数によっては 2 つの形式を持つものがあります。バリアント型 (Variant) を返す形式と、文字列型 (String) を返す形式です。バリアント型 (Variant) を返す形式は、異なるデータ型への変換が自動的に行われるので便利です。この形式を使用すると、Null 値を式で渡すことができます。文字列型 (String) を返す形式は、使用するメモリが少ないため、より効率的です。

次の場合は、文字列型 (String) を返す形式を使用することを検討してください。

  • プログラムが大きく、多くの変数を使用する場合。

  • データをランダム アクセス ファイルに直接書き込む場合。


次の関数は関数名にドル記号 ($) を追加すると、文字列型 (String) の値を返します。これらの関数は、ドル記号を付けずに使用すると、バリアント型 (Variant) の値を返します。使用方法と構文は、文字列型 (String)バリアント型 (Variant) も同じです。

Chr$ ChrB$ *Command$
CurDir$ Date$ Dir$
Error$ Format$ Hex$
Input$ InputB$ LCase$
Left$ LeftB$ LTrim$
Mid$ MidB$ Oct$
Right$ RightB$ RTrim$
Space$ Str$ String$
Time$ Trim$ UCase$

* すべてのアプリケーションで使用できるわけではありません。